損益分岐点とは?個人事業主・フリーランスが知るべき計算の基本

📅 2026年4月3日 ✍️ SimpleCalc 編集部 🏷️ ビジネス

「月の売上がいくら以上あれば黒字になるのか?」——個人事業主やフリーランスにとって、この疑問に答えてくれるのが損益分岐点(BEP:Break Even Point)です。損益分岐点を知ることで、毎月「最低いくら売り上げなければならないか」という目標の下限が明確になります。

損益分岐点とは何か

損益分岐点とは、利益がゼロになる(赤字でも黒字でもない)売上高のことです。この金額を下回れば赤字、上回れば黒字になります。例えば損益分岐点が月50万円の事業なら、50万円以上売り上げれば利益が出ます。

📌 損益分岐点売上高 = この額を下回ると赤字 / 上回ると黒字になるラインです

固定費と変動費の違い

固定費

売上に関わらず毎月一定額かかる費用。家賃・人件費(正社員)・リース料・月額サービス費などが該当します。

変動費

売上に応じて増減する費用。仕入れ原価・外注費・成果報酬型広告費・決済手数料などが該当します。

損益分岐点の計算式

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 − 変動費率)
変動費率 = 変動費 ÷ 売上高

「1 − 変動費率」は限界利益率(粗利率)とも呼ばれます。売上1円が利益にどれだけ貢献できるかを示す比率です。

実例:フリーランスWebデザイナーの場合

限界利益率 = 1 − 0.20 = 0.80
損益分岐点売上高 = 20万円 ÷ 0.80 = 25万円

月25万円の売上で損益ゼロ。25万円超えた分の80%が純利益になります。

月売上変動費固定費利益
20万円4万円20万円−4万円(赤字)
25万円5万円20万円0円(損益分岐点)
35万円7万円20万円+8万円(黒字)
50万円10万円20万円+20万円(黒字)

損益分岐点を下げるための改善策

① 固定費を削減する

② 変動費率を下げる(限界利益率を上げる)

損益分岐点の把握は、値引き交渉や新規プロジェクト投資の判断にも役立ちます。「このプロジェクトを受けると固定費が増えるが、BEPはいくらになるか?」と試算する習慣をつけると、事業の安定性が格段に高まります。

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最終更新:2026年4月28日|SimpleCalc 編集部